ウォーキングダイエットの効果
ウォーキングは、ある程度長い時間継続して行う運動ですので、有酸素運動に分類されます。
脂肪をエネルギーとして使用するため、体脂肪や内臓脂肪を減少させることが期待できます。
酸素を取り込みながら体内の糖や脂肪をエネルギーに変換します。
運動により身体が温まると血流が良くなり、脂肪燃焼効果が上昇。
ウォーキングの後も、脂肪を燃焼しやすい状態が数時間保たれます。
脂肪1kgを落とすために必要な消費カロリーは約7,200kcal
ウォーキングは、筋トレのようにパーツごとの筋肉を鍛える運動ではなく、全身を使う運動です。そのため痩せる際は、どこか一か所が痩せるのではなく全身が瘦せていきます。
ランニングなどのハードな運動が苦手という人も、ウォーキングを中長期的に続けられれば、着実な効果が期待できます。
ウォーキングで消費できるカロリー
さてウォーキングではどのくらいの脂肪を燃焼できるのでしょうか。
基本的な消費カロリーの計算式は以下の通りです。
消費カロリー(kcal)=METs×運動時間(h)×体重(kg)×1.05
ここにある「METs」とは、運動の強度を示す単位です。
安静時を1とした基準で、活動時のエネルギー消費を表します。
ウォーキングの場合、歩く速度により「METs」の値が変わります。
時速3㎞と時速5㎞では、同じ歩くのでもその効果に大きな差が生じます。
例
体重50㎏の人が1時間、速いウォーキングをしたとき
消費カロリー
4.3METs×1時間×50kg×1.05=225.75kcal
歩行距離
5,600m
体重50㎏の人が1時間、ゆっくりとウォーキングをしたとき
消費カロリー
2.8METs×1時間×50kg×1.05=147kcal
歩行距離
3,200m
ポイント
同じ時間のウォーキングでも、できるだけ速く歩けば、それだけ消費カロリーも多くなりますし、歩行距離も伸びます。
ウォーキング1回の消費カロリーは、一般的なスポーツと比較しても特別多いとはいえません。
しかし、他の運動と比べて、続けやすいのがウォーキングです。
中長期的に継続していきましょう。